まんまるオシリのお月さま

ささやんの頭の中

高揚感よりも…

昨日は法人で専門職向けに開催している勉強会があった。僕が勉強会でお話させて頂く時は、毎回必ず意識していることがある。
それは「問題意識を持ち帰ってもらう」ということである。

勉強会あるあるとして「明日から結果が出せる」とか、自己啓発系だと「人生がガラリと変わる」という謳い文句のものがある。
確かに参加者のやる気を引き出したりするのに、この手のセミナーは威力を発揮することもある。しかしそれは一時的な特効薬のようなものだ。不摂生な生活で睡眠リズムが崩れている人に睡眠薬を処方するようなもの。効果は一時的であり、不摂生な生活を変える取り組みを継続しなければ睡眠障害は治らない。

やる気があるとかないとか、集中力が高いとか低いとかで悩む人も多いと思う。自分もその一人であり、どうすれば高い集中力を保てるかと考えることもあった。
何かしらの自己啓発本を読んだり、人と会って話をすれば高揚感が高まるため、非常にモチベーションがあがり集中力も高まる。しかしそれもせいぜい数日のことだろう。
セミナーも同じであり「月曜日の臨床は調子が良い現象」も、一時的な高揚感の高まりによるものではないか。
だとすれば、結局のところ「自分自身は何も変わっていない」ということになる。


結局はどんなに武器(知識や技術)を持っていても、自分自身のレベルが低ければ武器は使えないのである。RPGゲームと同じ。
それでは、自分自身のレベルはどのように高めていけば良いのか?

例えば「集中力が続かない」というものについて考える。この言葉を発する人の多くは、そもそも集中力とは何か?について深く考えずに、自分を言葉に規定してしまっている印象がある。まず考えてほしいのは「集中力」というものが存在するのか?というところからだ。

当たり前なのだけど、集中力というのは概念であり存在するものではない。であれば集中力を高めるのではなく、集中された状態があるだけである。
この違いは非常に大きい。そしてこの違いが分かる人は、集中力を高める方法などないということに気付くだろう。
そこで、ではどうするか?である。集中された状態というのは、自身の状態であるのだから。